職人技
インド西ベンガル州の伝統的な真鍮職人「カンサカル」とのコラボレーションにより製作されました。私たちのデザインは、バンクラという小さな村で誕生しました。鐘の金属細工における伝統的な手作業の技術は、少なくとも5000年前から受け継がれています。
工芸と伝統
バンクラでは、この真鍮工芸品はカルマカル族によって今も受け継がれています。カルマカル族は、この手間のかかる熟練の技を今もなお守り続けている数少ない集団の一つです。歴史的には儀式用の器や神聖な儀式用品に用いられてきたこの工芸品は、長い伝統と意義の歴史を誇ります。
今日、この工程が真に希少なのは、手彫りに要する時間と熟練の技によるものです。すべての刻印や模様は、機械やガイドを使わず、目視で刻まれます。このゆっくりとした、慎重な作業には、長年の訓練と忍耐が必要です。そのため、全く同じものは二つとありません。それぞれに小さな違いがあり、こうした小さな欠陥や手作業による微妙な差異が、この工芸品の美しさと少量生産の職人技を際立たせているのです。
この工芸品は、地域特有の複雑なモチーフ、形、模様が豊富に存在します。私たちは、その美しさを現代のラグジュアリー空間に取り入れ、その伝統を世界に発信していくことを目指しています。
素材と持続可能な製造
すべての素材は、意図を持って選ばれています。金具は18金または銀でメッキされ、家宝級の品格へと昇華します。インドの認定タンナーから仕入れたフルグレインレザーは、自然な表面感と深みを保ち、時を重ねるごとに味わいが増していきます。
真鍮は、その性質上、時間の経過とともに豊かな自然な緑青を形成し、温かみと個性を加えます。
私たちは、既存の金属を溶かし、伝統的な砂型鋳造法で新たに成形したリサイクル真鍮を使用しています。溶かした真鍮を手で押し固めた砂型に流し込み、冷却した後、ノミ、旋盤、ハンマーといったシンプルな道具で精錬します。これらの道具の多くは職人自らが製作したものです。型や機械を使わず、一つひとつ丁寧に手作業で彫刻を施すことで、素材本来の個性が際立ちます。
この製法は本質的に持続可能なものです。余剰の真鍮は再利用され、鋳造で出た砂は将来の鋳型として再利用されます。こうした循環型の取り組みは、何世代にもわたってこの地で受け継がれ、廃棄物を自然に削減しています。それは、余計な心配事ではなく、工芸そのものの一部なのです。